2024年1月15日、Copilot for Microsoft 365、Copilot Proが提供開始されました。

つまり、誰もが人工知能（AI）を活用した日常業務を行うことが可能になった！ということです。

AIを活用した日常業務とは何なのか、Copilot for Microsoft 365とは何なのか。

既に知っている方も多いかと思いますが、おさらいも兼ねて概要を解説していきます。

※本記事は「Copilot for Microsoft 365」にフォーカスしています。

Copilot for Microsoft 365とは、「大規模言語モデル + Microsoft365 + データ」により、日常業務を効率的に行う手助けをするAIアプリケーションです。

Copilot for Microsoft 365は、アプリケーション内において”文章作成“や”要約“を行うことで、ユーザーをサポートします。

また、ExcelやPowerPointなどアプリケーションごとにバラバラになっている情報を横断的に検索し、最適なアクションの提案やデータの表示・要約を行います。

Copilot for Microsoft 365を導入するだけで、誰よりも社内のデータに詳しいアシスタントが誕生します。

これにより、作業の効率をアップさせ、生産性向上へと繋げることができます。

Copilot for Microsoft 365は、大規模言語モデルである「ChatGPT」をベースにしており、膨大なデータを活用した新たなアイデアや解決策を提案します。

Copilot for Microsoft 365は、各ユーザー企業のデータを学習に利用しません。

よって、ChatGPTを企業で活用する障壁であった「社内の機密情報が外部に保管される」心配がなく、Microsoft社が提供する強固なセキュリティ環境の中で安心してAIを活用することができます。

Copilot for Microsoft 365は、月額3,750円（年間契約）で利用することができます。

契約形態は「年間契約」と「3年契約」の2種類が用意されており、「前払い」が要件となっています。

契約をする場合、1ライセンス当たり最低45,000円の前払いが必要となりますので、ご注意ください。

2023年11月1日段階では、「Microsoft 365 E3」「Microsoft 365 E5」と組み合わせ、かつ300名以上の契約が必要でした。

今回のリリースで上記の要件が撤廃され、以下のライセンスを1つ以上契約していれば導入が可能になっています。

Microsoft社はCopilot for Microsoft 365の可能性を「”言葉”を地球上で最も強力な”生産性ツール”の1つに変える」と表現しています。

昨今では、生産性を向上させるツールとして”RPA”や”ローコード・ノーコード開発ツール”などが台頭してきましたが、今後の働き方では私たちの”発想”や”発する言葉”が生産性を高めるカギとなるだろうと考えられます。